人工関節の種類

人工関節の種類

人工関節の種類について

整形外科手術の花形、人工関節についての基本的情報

この記事を読んでいる方々に対して人工関節とは何かを説明する必要はもはやないと思いますので、人工関節の基礎概念は書きません。ここでは理学療法士の方向けに人工関節のちょっとした豆知識をご紹介します。

 

人工関節には様々な種類があります。最も有名なのは人工膝関節や人工股関節です。

ここでまずは代表的な人工関節の種類をご案内致します。

 

  • 人工肩関節
  • 人工肘関節
  • 人工指関節
  • 人工股関節
  • 人工膝関節
  • 人工足関節

 

などが代表的です。

指や足の関節にも人工関節があるのはご存じでしたか?あまり症例数は多くはないですが、存在しているんですね。

例えば人工肩関節はヨーロッパ等で症例数が多いです。日本ではあまり多くありませんが、数年前に肩甲上腕関節の凹凸を逆転させたモデルが販売されたときに少し症例数も上がりました。

ある整形外科医がリバース型のオペを多くやりたくてまだ人工関節対応まで病状が進行していない非適応の患者さんにもオペをやってしまっている、と問題になった事もありました。これは詳しくは口が裂けても記事にはできません。

 

さて、最近は人工肩関節に加え、人工指関節・人工肘関節・人工指関節・人工足関節

は症例数がどんどん減ってきています。この理由は今後の記事でご紹介いたしますね。

 

 

日本で圧倒的に症例数の多いのが

 

人工膝関節(TKA) と 人工股関節(THA)

 

です。これは臨床をしているPTの方ならなんとなく分かると思います。なのでこのブログも主に人工膝関節と人工股関節についての記事が多いです。他の関節の人工関節にも興味がある方はぜひ質問でもリクエストして頂ければ記載致しますので。

 

人工膝関節や人工股関節の中にも様々な種類(機種)があります

製造しているメーカーによって構造が若干異なります。THAなどの股関節に用いられるインプラントは各メーカーの各機種によって大きく異なりますが、TKAで使用するインプラントはハッキリ言ってどの機種もあまり変わりません。しかし実際に異なる種類のインプラントが多く存在しているのです。

PTの方は人工関節が入ったレントゲン写真を見る機会は多くても実際のインプラントを見る機会って少ないですよね。

レントゲンではどんな機種も真っ白に写りますので同じように見えてしますのです。しかし良く見ると患者さんによって全然違うインプラントが入っていますよ。

例えばこの写真、

 

インプラントの違い(TKA)

両者ともTKAですが、よく見比べて見ると異なるインプラントなのが分かります。

レントゲンでの人工関節の見方なんかも記事にしています。人工関節について、この記事から順番に読んでいって頂ければ理解がどんどん深まるようにしてあります。

最初からあまり詳しい話をしても読まれる方が大変ですのでのんびり読んでいってもらえればと思います。

 

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